セックスレスは病気を作る?
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ここ数年、セックスレスの話を男女問わず当院でもよく聞きます。
ということで、セックスレスによる身体への影響を書こうと思います。
男性機能に対するもっとも直接的な悪影響は、
生殖機能の低下です。
男性の身体は、射精すると脳から前立腺と精嚢に「新しい精子を作れ」という命令がでて、睾丸が精子を作り始めるように出来ています。
射精をしなければ、これらの機能は低下し、久々に射精したときは「精液中の精子の数が平均値の半分」ということに
射精レスが5年以上もつづくと、精子が全く作られなくなるという可能性もあるそうです。
さらに、睾丸で精子が作られないと性欲も減退。最終的には勃起不全ということにもなるそうです。
男性の場合は、射精をしないと脳から精子の産生の指令の回数が減る為に色々な症状が出る場合があります。
例えば、風邪を引きやすくなったり、脳の老化が進む為に早くボケやすくなったり、前立腺肥大になりやすくなったりします。
では、健康保持の為の適切な射精回数はどれくらいなのか?
ある数式があって導き出す事ができます。
それによると
20代 10日に8回
30代 20日に7回
40代 30日に6回
50代 40日に5回
60代 50日に4回
というのが適正射精というようになります。
では、女性の場合はどうなのでしょうか?
女性の場合は、毎月生理があるので(無くても身体のリズムは残っています。)脳からの指令が出てホルモンの産生をするため直接的な弊害はでません。
しかし、セックスレスだと子宮頸ガンに気がつきにくい為に早期で発見されることがなかなか無いというデータがあります。
調査は子宮頸ガンだと診断された女性200人について行われ、そのうち1/3が過去6ヶ月以上性交渉を持たない女性であったということです。
これは、年齢別に出しているわけではないのでセックスレスによるものだけとは判断できませんが、少なくともレスによって女性の場合は、
何か病気を生み出すという事は今の所無いようです。
話は変わりますが、当院に来院される方で婦人科検診に行かれる方は20代では、ほとんどいません。30代からは、企業検診でも盛り込まれるので
1年に1回は受診される方は多いようですが、それでも7割程度の受診率です。
子宮頸がんや筋腫、内膜症などの婦人科疾患は早期発見、早期治療が最良とされます。
「子供を生みたい」と思ったときに婦人科疾患が障害となる場合も多いです。
ですから、出来れば婦人科検診は20歳を過ぎたら1年に1回は受けていただけると、その後に来るかもしれない大きな病気の予防になると
思いますので、是非自分以外にも周りの人にいらっしゃったら、検診を勧めてあげてください。
多田治療院
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