ここ近年多い肩こりの原因と対策

男性(38%)女性(59%)の方が症状のある肩こり

今回は、その原因となっているものを書きたいと思います。
原因となるものを私見として、大きく分類して5つ

1、筋肉問題
2、姿勢問題
3、内臓問題
4、新しい原因
5、精神的ストレス問題

になります。5、精神的ストレス問題に関しては、私の専門では無いので専門家にお任せするとして残りの1~4について書いていきたいと思います。

1の筋肉問題

当院で、来院している方で肩こりの筋肉のパターンが2種類あります。それは

カチカチに固まっているか、フニャフニャの状態かです。

まずは、カチカチ肩こり。大きく分けて2種類あり、

1、緊張
2、動かさないための鬱血

1の緊張の場合は、自身では首をゆっくり左右に回したり、傾けたり、お風呂でリラックスしたり、睡眠を良く取ってして下さい。

これは、首の部分に全身を緊張させる自律神経の中枢があるからです。

2の動かさないための鬱血は、最近の仕事はパソコンでの作業が多く、正面を向いたまま、片腕3、4キロある腕を肩からぶら下げているからです。

これは、ストレッチしたり運動したりカイロ、マッサージなどで解消すると良いでしょう。

フニャフニャの状態の肩こり

これは、比較的女性に多く見られるもので、筋力低下が原因です。運動を多くすると良いでしょう。

仕事や勉強で椅子に座っていて、姿勢が悪いと肩こりが起こります。これは、頭の重さが約4~5キロあるので、

その重心位置が悪いとそれ以上前に倒れないように首の後ろの筋肉で引っ張って維持しようとする為です。

立っていても座っていても一緒なんですが、姿勢が悪いと肩こり以外に

・肺が圧迫されて酸素の換気がうまくいかず集中力の低下
・体の前側の筋肉が縮む為、胸が垂れる、お腹がブヨつく。
・お腹の中にある下大動脈を圧迫する為、足が冷える。
・立位で重心が外側に寄る為、足が太くなる。
・便秘、下痢、腰痛等

様々な症状を引き起こします。

では、良い姿勢とは、
座位
・膝の角度は90度
・坐骨の少し前に重心を置く
・パソコン、書き物をする時は脇を締めて肘は90度
・頭のてっぺんと肛門が一直線になるイメージ

立位

・足の内側で立つ(小指に重心をかけない)
・くるぶしの下あたりに体重を乗せる
・肛門を閉める
・頭のてっぺんから糸でつられているように
・軽く胸を張り、肩を後ろに引く。

やってみてください。

ただの肩こりと思っていても、重大な内科疾患を患っているケースもあります。

例えば、

狭心症、心筋梗塞、肺がん、糖尿病、高血圧、低血圧、貧血、胃炎、胆石、喘息、胃潰瘍等、

があります。これらの場合他の症状も併発しやすく、頭痛、めまい、胸の痛み、背中の痛み等も伴いますので、

一度は内科にて検査していただく事をお勧めします。

異常が無い上でカイロプラクティックやマッサージなどを受診していただければ幸いです。

もちろん私たち施術する側も日々勉強と努力をして何らかの違和感を感じる時は、すぐに病院を紹介させて頂きます。

ここ近年で出てきた新しい肩こりの原因。それはです。

パソコンを使うことが仕事の大半となってきた
昨今、マウスを使う

この形や入力する

この形を日常ですることが多いと思います。

この時の手の形は、半握り状態です。打ち込んだり、クリックしたりする時には握る状態になります。
手を握ると

前腕

胸鎖乳突筋が縮んできます。

仕事の時間が多ければ多いほどこの筋肉が縮んできて緊張が強くなり、拮抗筋の

僧帽筋が突っ張ってきて肩こりが酷くなってきます。

ですから、肩こりの予防対策として

ストレッチや肩を回す運動の他に手を開くというのを加えると良いでしょう。

ただし、凝り固まった胸鎖乳突筋や僧帽筋を治すのは、カイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどでないと

出来ないと思いますのでその際は来院してみてはいかがでしょう。

 

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
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営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
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