寒暖差疲労と当院での治療

最近テレビで「寒暖差疲労」が特集され、患者さんにどうして寒暖差疲労になるの?と聞かれました。

寒暖差疲労とは?

前日との気温の差が7度以上になった日など、寒暖の差が大きくなったときに人は自律神経の働きにより、一定の体内のバランスを保とうと、エネルギーを消費しますが、この消費量が大きくて、疲労が蓄積した状態の事をいいます。

症状は

周りの人が暑いのに自分だけ寒い。

顔がほてりやすい。

温度差が強いと頭痛や肩こり、めまい、だるさ、関節痛、喘息、下痢などの症状がでる。

季節の変わり目に体調不良になる。

冷え症がある。

代謝が悪い、体がむくみやすい など

になります。

原因は

寒暖差による自律神経の疲れになります。

では、自律神経って?

自律神経は、「自分でコントロール出来ない神経」のことになります。

例えば、心臓を動かすとか汗を出すとか胃酸を出すなど自分でコントロール出来ない神経のことを言います。

その反対は、「体性神経」といって感覚神経と運動神経になります。

話は戻って、自律神経失調症の症状は、原因不明の

慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感など

になります。

当院では、この様な症状の方が治療に来院されるのですが、皆さん共通しているボディサインがあります。それは、

頭が硬い

首が硬い

お腹が硬い

大きい特徴でこの3つのどれかがあるケースが多いです。

では、この特徴と自律神経失調症とどの様に関係があるのか?

患者さんの身体的特徴の頭が硬い

なぜ頭が硬いと症状が出るかというと人間は呼吸の中で頭蓋骨や身体が風船の様に

大きく膨らんだり縮んだりします。

その為、頭が固かったり、大きくなっていたり、したままですと息が吸えないという状態で心臓がドキドキしたり、呼吸が速くなったり、過換気症候群になったり、息が詰まったり、胸の痛みや不快感が出現してしまったりしてしまいます。

ですから、頭が硬いという状態を脱却させなければ自律神経失調症は治りにくいわけなんです。

首が硬い

これは、なぜ首が硬いと自律神経失調症になりやすいかというと、

首の神経には、自律神経の中枢があります。

自律神経というのは、交感神経、副交感神経の二つからなる神経で呼吸、循環、代謝、消化、分泌、体温、生殖などを調節する神経になります。

ですから、首が硬いと

心臓がドキドキする
異常発汗
身震い、手足の震え
呼吸が速くなる、息苦しい
過換気症候群

などの症状が出現してしまうので、治療して改善しなければならないのです。

お腹が硬い

お腹の内蔵の奥には、

太陽神経叢という自律神経の中枢があります。

ここは、脳からに指令を受け取り、肝臓や胃、腸への指令の中継点になっています。ここは、ボクシングのボディを打つ部分で打たれると内臓が動かなくなり息が出来なくなります。

内臓は、横隔膜の下に入っているのでお腹が硬いと

呼吸が浅くなってしまいます。

ですからお腹が硬いと

心臓がドキドキする
呼吸が速くなる、息苦しい
過換気症候群

息が詰まる
胸の痛み、不快感
吐き気、腹部のいやな感じ
めまい、不安定感、ボーっとする
知覚異常(シビレ感など)

が出現してしまうわけなんです。

ですから、頭が硬い、首が硬い、お腹が硬いという症状をカイロプラクティック、鍼灸、マッサージで改善させていくという事が、自律神経失調症の早期回復を促すものと思いますので、治療に通ってみてください。

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
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