体の疲れが起こる理由と自分で出来ること(セルフケア)
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体の疲れが取れない、いくら寝ても眠いという人は多いと思います。
これには、生活の負担(よい睡眠、よい食事良い運動)を除いた理由として
脳疲労
体のねじれ
があります。
では、どういうことなのか?
脳疲労
脳の力とは体力、集中力、自律神経になります。
脳の力の主な働きとしては
靭帯、内臓の支持の維持
正常な神経、反射
ホルモンの正常分泌
正常な自律神経活動
正常な血流維持
などがあります。
脳が疲れてくると関節が緩んできて支えられずだるくなったり、血液の流れが停滞してしまい疲労物質の乳酸を運んでくれなくなったりします。
脳疲労の代表的な症状として
発作的なかゆみ
つまづく、転倒する
物忘れ、歯ぎしり
発作的な痛み(ぎっくり腰、寝違え)
喘息発作、蕁麻疹
前頭部の頭痛
肉離れ、アキレス腱痛
夜中につる
などがあります。
脳疲労を回復させるには、カイロプラクティックの治療と自分で回復させる方法のコンボでかなりよくなります。
自分で回復させる方法としては、良い運動、良い食事、良い睡眠この3点になります。
良い運動としては歩く事です。
歩き方としては、ゆっくりとできれば片足に9秒、体重が乗ってから体重移動するやり方です。仕組みとして、片足重心になると股関節に体重がかかります。
そうすと骨盤が後方下方に回転してきます。骨盤には、広背筋、一緒に回転してくる仙骨には最長筋、腸肋筋などが付いています。
これらが引っ張られる事により、停止部分の後頭部を引っ張ってきます。その後頭骨にホルモンを産生する視床下部、脳下垂体が乗っかっています。
そこが歩く事により刺激されるわけです。そのことにより脳に刺激を入れていきます。
ゆっくり9秒かけてというのは、早く歩いてしまうと後頭部に力が伝わる前に体重移動してしまうのでゆっくりと歩いて欲しいわけです。
足が悪いという人や運動する時間の無い人は代換として、その場で片足で9秒、反対の足で立って9秒でも良いです。
もう一つ寝たきりの人への運動の代替方法として、呼吸法があります。
これは、息を吸って3秒、吐いて9秒です。
この仕組みとしては、人間も呼吸をする時に魚のエラの様に後頭骨や側頭骨、前頭骨と動いています。これをする事により脳を刺激したい訳です。
そして脳を刺激することにより自律神経への正常化をはかり良い睡眠への足がかりにしたいのです。
良い食事の摂取として
なるべくジャンクフードよインスタント食品は避け、無農薬、無添加の物を調理して頂くということが必要だと思います。
これは、添加物、防腐剤にある環境ホルモンが人の中にあるホルモンと似ている為、取り込まれる体の中で様に作用し、
本物のホルモンの働きを邪魔をして体の成長や生殖、疲労回復に関する働きまでも阻害してしまいます。
そして三食を時間をきちんと食べる。
例えば、朝ごはんは7時、昼ごはんは12時、夜御飯は8時というように規則正しく食事を頂く。
これは、一食抜く事が習慣になってしまうとその分の消化する為の胃酸や消化酵素、胃や腸の蠕動運動、全身に巡る栄養素の低下などにより、
女性ホルモンや男性ホルモンが正常に出なくなってしまうからです。特に男性ホルモンは、筋肉を作ったり靭帯を強化するのに必要なんです。
筋肉がなければ疲労物質の乳酸を代謝することができず疲れが残ってしまいます。何より代謝が落ちれば太ります。
最後は、よく噛んで腹8分目に食べる。これは、よく噛む事により側頭筋を通じて、こめかみに緊張を和らげ視床下部や脳下垂体の働きを活性化させ、
脳の緊張を和らげる事が目的です。
腹8分目というのは、食事を取って、胃が消化するまでには約2~5時間はかかります。
消化をするのには脳からの指令によって内分泌液を出しているので、食事が終わっても、約5時間は胃で消化させるために脳が指令を出し続けています。
ここで、一番重要になってくるのが、夕ご飯です。例えば、夜11時に夕ご飯を食べると5時間は消化にかかるので、夜中4時に脳が胃の消化に対しての
指令を終えるので脳の睡眠としては不足するわけです。ですから睡眠が不足してくると体内時間やホルモンバランスが狂ってきてしまいます。
理想を云えば6時頃には夜御飯は取って欲しいのです。そうすれば、11時には脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては
理想的な時間が取れます。
全世界(アジア、欧米諸国、アフリカ、中東諸国など)でディナーは6~7時と別に取り決めたわけでもないのに統一されているのは、
人類が体感として理解しているからでしょう。
ただ6~7時に食事を取ることは、現代社会のなかでは困難です。どうしても夜遅くに食事をすることになる場合は、消化によいものを8分目に
いただくと脳疲労を残さず体内時間やホルモンバランスを崩さず生活できると思います。
良い睡眠
よい睡眠の取り方として、
温度は20~23℃、湿度は50%
これが睡眠を取る環境にはベストになります。温度は、呼吸する際に暑すぎると苦しくて眠れません。夏砂浜で熟睡は出来なかったり、サウナでは眠れない。
といえばわかっていただけるかと思います。
湿度は、乾燥しすぎると鼻や喉を刺激する物質が空気中に舞って、咳や鼻が痛くなったりします。逆に湿度が高すぎても体がだるくなってしまいます。
深い眠りと浅い眠りのサイクルは90分なので3時間ワンセットで睡眠を取っていただきたいので、3時間、6時間、9時間、この3つで選択して頂くのが良いかと思います。
ただ例えば6時間睡眠を取るとしても、すぐには眠れないと思うので、『消灯して6時間半』位が
ベストだと思います。「電気をつけていないと眠れません」と云う人もいらっしゃいますが、光は目をつぶっていても瞼を通って入ってくるので良い睡眠は取れません。
夜の仕事で昼間眠る方は、遮光カーテンと出来れば耳栓をして寝られると良いでしょう。(昼は活動している音が結構耳に入るので)
睡眠のゴールデンタイムはPM11:00~AM3:00です。この時間に、ホルモンの分泌や神経細胞の修復が行われるので、ここで睡眠を取られる事をお勧めします。
多田治療院
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