寒暖差疲労の対策、対処法は?

疲労

結論、対処法として

「朝、起きてすぐに3分、温かいタオルで首を温める」です。

用意するもの

  • 水に濡らしたタオル(できればスポーツタオル)
  • 食品用ラップ
これらがあれば電子レンジで簡単に蒸しタオルを作ることができます。
一般的なフェイスタオルでもOKだが、やや大きめのスポーツタオルなどのほうが使いやすいです。
またラップ以外に、レンジ使用可のビニール袋や耐熱容器などに入れてもOKです。

電子レンジを使った蒸しタオルの作り方

  • タオルを水でしっかり濡らして緩めに絞る
  • 加熱中に乾燥するのを防ぐためラップに包む
  • 500〜600wのレンジで30秒〜1分を目安に温める
  • 温かさが足りなければ、様子を見ながら10〜20秒ずつ追加で温める
  • やけどに注意しながら袋から取り出す
タオルがしっかり濡れていないとまんべんなく温まらないことがある。
とはいえ水が滴るほど濡れていると熱湯となり、取り出すときにやけどをするので気を付けて下さい。

寒暖差疲労はなぜ起こるのか?

寒暖差疲労は、気温差によって体温を調節する自律神経が働きすぎて、エネルギーを消費してしまうために起こる症状のことです。

寒暖差があると

  • 体温を一定に保つために、自律神経が働いて、血管を収縮したり、筋肉を震わせたりする
  • 気温差が大きいほど、自律神経は過剰に働いて疲れる

これらの事から症状が発症します。

例えば、クーラーの効いた部屋から外に出ると、急に寒くなって体が冷えます。

すると、体は体温を上げるために、血管を収縮させて熱を逃さないようにしたり、筋肉を震わせて熱を生み出したり、汗を出して体温を下げたりします。

しかし、気温差が大きいほど、自律神経は過剰に働き、多くのエネルギーを消費してしまいます。

そのため、疲労感やめまい、食欲不振などの症状が現れるのです。

寒暖差疲労の主な症状は、以下の通りです。

  • 疲労感
  • めまい
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 不眠

寒暖差疲労は、1日の最高気温と最低気温の差が7度以上ある日や、前日との気温差が7度以上ある日に起こりやすいと言われています。

季節の変わり目や、朝晩の気温差が大きくなる時期に起こりやすいです。

なぜ、朝起きてすぐに首お温めるのが良いのか?

寝る

年間を通して、寝ている時は特殊な状況でなければ、首は外気に晒されています。

これが、室内が一定の気温ならばよいのですが、寒暖差のある時期は、朝の3~5時の朝日が昇る直前の時間帯です。

特に晴れた日には、この時間帯に一番冷たい空気が空から降りてきます。

ここで、首が冷えてしまいます。

首には、迷走神経という自律神経があります。

迷走神経は脳神経の12あるうちの中で最も長い神経です。

脳神経の中で唯一腹部にまで到達する神経です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷走神経は下部延髄に始まって、各臓器に広く分布する多数の神経枝を延ばします。

首から腹(消化器における下端は横行結腸右1/3)までのほとんど全ての内臓の運動神経(動かす)と副交感性の知覚神経(感覚を伝える)が支配です。

機能的には心拍数の調整、胃腸の蠕動運動、発汗や発話、、外耳道(耳)の体性感覚等に関与しています。

そこで、朝、首が冷えて、迷走神経が緊張してしまうと、疲労感、めまい、頭痛、肩こり、倦怠感、食欲不振、下痢、不眠などの症状が出てしまうのです。

ですから、朝起きてすぐに首を温めて、首の筋緊張を緩和させて、寒暖差疲労を軽減させたいわけです。

しかし、これでも症状が取れない場合は、

常に首の筋肉が緊張していることになります。

その場合は、治療にいらして下さい。

疲労を残しても、生活効率が悪くなり、残業、夜更かしになり、悪循環でいつまでも疲れが照れなくなります。

 

 

多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585

※治療費用

営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。有楽町線 新富町駅より徒歩3分。京橋駅、宝町からもアクセス可能

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