患部の痛みを早く引かせる方法

肩が痛い、腰が痛い、股関節が痛いなど痛み自体には、さまざまな種類があります。

特に急性期(今日痛くなった)というものにはriceの処置があります。

これは、

rest(安静)-患部の安静
ice(アイシング)-患部の冷却
compression(圧迫)-患部の圧迫
elevation(挙上)-患部の挙上

の頭文字を取ってriceの処置といいます。これで、症状の割合は50%位は回復します。

では、それ以降は何をしたら良いか?

症状を適切な処置をした後、だいたい3日後位に痛みの引く程度は頭打ちになってきます。そこからは、それぞれの自然治癒力(回復力)の差が出てきます。

これに差があると、「風邪がなかなか抜けない」「怪我した所がまだ気になる」などの症状をひきずり易いのです。

自分の回復力を上げるには、

血液、リンパの循環
体力

この2点がポイントになってきます。

この2点を自分で向上させる方法があります。

まず、病後の体力を上げる方法として歩くことです。

歩くことはホルモンの放出を正常にしたり、全身の血液の流れを良くする事と体力を向上
させる事にあります。

歩き方としては、
ゆっくりとできれば片足に9秒体重が乗ってから体重移動
する方法です。

仕組みとして、片足重心になると股関節に体重がかかります。そうすると寛骨が後方下方に回転してきます。

寛骨には、広背筋、一緒に回転してくる仙骨には最長筋、腸肋筋などが付いています。

これらが引っ張られる事により、停止部分の後頭部を引っ張ってきます。その後頭骨にホルモンを産生する視床下部、

脳下垂体が乗っかっています。そこが歩く事により刺激されるわけです。

ゆっくり9秒かけてというのは、早く歩いてしまうと後頭部に力が伝わる前に体重移動してしまうのでゆっくりと歩いて欲しいわけです。

足に何か症状があるという人の代換として、その場で片足で9秒、反対の足で立って9秒でも良いです。

身体を回復させる為のホルモンの産生を促す方法として、呼吸法があります。

これは、息を吸って3秒、吐いて9秒です。この仕組みとしては、人間も呼吸をする時に魚のエラの様に後頭骨や側頭骨、前頭骨と動いています。
ホルモンを出す為に指令を出しているところが眉間の奥にあります。それを呼吸する事により刺激したい訳です。

これらをやっただけでも生理の周期が正常に戻ったという人が沢山いますし、骨折の治癒が通常の半分で済んだ70代の方もいらしゃいます。

治療に行くのも大切だとは思いますが、自分で努力すると相乗効果や良い状態を維持できるので頑張ってみて下さい。

血液、リンパの循環を促す方法として手を振るという運動があります。

これは、言葉で説明するのは非常に難しいのですが、ザックリいうと前傾して手の力を抜き振るということになります。

これは、実際にどのように行うか見ないと解らないと思うので当院に来院して下さった方
にはお教えしています。

回復力というのは、自分がいかに治す為の努力をしたかが重要になります。

皆さんもあきらめずに頑張って下さい。

 

多田治療院
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