便秘解消法として(自分で解消する為に)
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便秘の原因の種類については大きく分けて2つあります。
・器質性便秘
・機能性便秘
器質性便秘とは、腸のそのものの障害で、例えば腸管が狭くなっていたり、手術後の癒着により腸管の蠕動運動(自発運動)が出来なくなって便秘をしてしまうことです。
機能性便秘とは、腸の機能低下、機能異常によるもので食事の摂取の仕方や薬の副作用、ホルモンバランス、精神的なストレスなどにより便秘になってしまう事です。
器質性便秘の場合は、腸の障害になるので外科が適応になると思いますが、機能性便秘の方は自分で解消する方法があるので、今回はそのことについて書こうと思います。
腸の蠕動運動(消化の為の運動)は自律神経と腸管内在神経系の二重支配を受けて運動しています。
自律神経は、脳神経の中の迷走神経という延髄から首を通って右の鎖骨下動脈と大動脈弓を通って気管支の後ろを通って食道の両脇を通り横隔膜をつきぬけ腹腔に入っています。
腸管内在神経はアウエルバッハ神経叢やマイスナー神経叢という腸壁に存在する神経になります。
これらが緊張してくると機能性便秘が起こってきます。
では、自分でこの緊張を解消するにはどうするか?
腸が動くには、
自律神経
腸管内在神経系
の二点と書きました。
では、腸を動かす為にすることとは?
1つ目は自律神経のリラックスです。
この自律神経が緊張していると腸管は弛緩し、肛門括約筋は収縮します。そうすると便が出にくくなったり、ウサギの糞みたいにコロッコロの便になってしまいます。
この自律神経は首のところにあります。で、この部分を・・・・
冷やします!そして、温めます。
これは、人間の体温は大体36度前後なんですが冷やすと反射でその部分が低体温になり組織の機能低下が起こるのを防ぐ為に血流が上昇します。
血流が上昇すれば、神経、筋肉に栄養が送られる為、首の疲れが取れてきます。
そして、そこに温めると首の緊張がリラックスしてきます。これにより自律神経の緊張を取っていきます。
因みに冷やすのは、アイスノンをタオルなどでくるみ1~3分冷やします。温めるのは5分くらいでオッケーです。
解消法の一つ自己マッサージ
便秘の皆さんはご存知の
腸の走行に沿ったマッサージ
息を吐いているときに行うと効果的です。
もう一つ
両手の掌で矢印の方向に軽く圧を加えながら息を吸って、吐いてを3分。押さえた手が呼吸のおなかの動きに負けないように押さえておきます。これは、横隔膜を貫いている腸の運動を支配している迷走神経を刺激します。
出来る方は、腹式呼吸でもオッケーです。
最後に腰のマッサージ
腰には
この位置に腸が走行しています。ですから
手を当てて赤矢印の方向にマッサージをしてみてください。
便秘の原因として他には腰痛により腸の運動が低下していたり、月経痛、不順により便秘になったり
骨の強化の為ビタミンDの過剰摂取だったり内臓下垂などの原因もあります。
ですから、便秘の人は病院などで診断してしっかりとしたケアをしていきましょう。
他にも解消法の裏技?としてここにも書いてあります。よかったら参考にしてみてください。
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