食事の脂質制限とその効果
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食事の脂質制限とは、脂質の摂取量を減らすダイエット法です。
脂質の1番の特徴は、他の栄養素に比べカロリーが高い。
炭水化物とたんぱく質が1gあたり4kcal
脂質は9kcalと約2倍。
少量でもエネルギー源となるため、摂りすぎると体脂肪として蓄えられて、肥満となります。
脂質を減らすことで、摂取カロリーを減らすことができます。
制限の効果は、主に3つです。
- 体重減少
- 生活習慣病の予防
- 美容効果
脂を減らすことで、体内に蓄積されている脂肪を燃焼させやすくし、体重を減らすことができます。
脂肪を1kg落とすのに必要な消費カロリーは約7200kcal。
つまり、体重60kgの人が体脂肪を1kg落とすには単純計算で120km走らないといけません。 フルマラソンを約3回分です。
また、脂質は血中コレステロール値を高める原因にもなりますが、制限を行うことで、
血中コレステロール値を下げ、生活習慣病のリスクを減らすことができます。
さらに、脂質は肌の潤いを保つためにも必要な栄養素です。
脂質制限を行うことで、肌の乾燥を防ぐ効果も期待できます。
脂質制限は、ダイエットや健康維持に効果的な方法ですが、
過剰に減らすと、体調を崩したり、美容に悪影響が出たりする恐れがあります。
脂質カットは、便秘しやすい。油もの再び食べたら、びっくりするくらい出ます。これは、油が足りないのです。
そのため、1日あたりの脂質摂取量の目安は、男性で60g、女性で40g程度が適切とされています。
脂肪の中でも良くないとされているのが
食品 | 100gあたりの脂質(g) |
和牛ばら肉 | 50 |
和牛サーロイン | 47.5 |
和牛リブロース | 44 |
ベーコン | 39.1 |
豚ばら肉 | 34.6 |
調味料 | 100gあたりの脂質(g) |
バター(無塩) | 83 |
マーガリン | 81.6 |
マヨネーズ | 75.3 |
ドレッシング | 41.9 |
カレールウ | 34.1 |
意外とカフェオレ(脂質約3.23g)ラテ(脂質約8g)と入っています。
代表的な物でも、これくらいあります。一日50gを目安とするとビックリですね。
脂質を減らすには、蒸す、煮る、焼くなどの調理方法がおすすめです。
また、脂質の少ない食材を選ぶのも効果的です。
ダイエットに良いとされる卵や大豆製品も脂質が結構あります。
不飽和脂肪酸なので良い油なのですが、取りすぎは注意です(1日50g以上取れば太ります)
一般的に脂質制限ダイエットが向いている人は
下半身太りの様な洋ナシ体型
お腹が出るリンゴ体型は糖質制限が向いているといわれます。
(参照 肥満遺伝子をチェックして最も適した方法でダイエット)
ダイエットをすると、関節への負担が減り、運動がしやすくなります。
そして、生活習慣病の予防(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)になので、自分に合う体重までのダイエットをやってみて下さい。
参照
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- 国立健康・栄養研究所「脂質の摂り過ぎについて」
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