炎症のピークは2~4日?痛みの時間割と対策を解説!

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痛みについて解説
痛みは、体の「アラーム」。危険やケガを教えてくれる大事なサインです。
ここでは、痛みの種類、炎症が引くまでの目安時間、治る流れ、放置のリスク、そして鍼灸マッサージ・整体がどう役立つかを表でまとめます。
痛みとは
痛みは、体が「おかしいよ」と知らせる不快な感覚です。
ケガや病気のとき、神経が脳に信号を送り「痛い」と感じます。
痛みの種類とちがい
| 痛みの種類 | 特徴 | 例 | 続く期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 急性痛 | 急に始まり、原因がはっきりしている | 足の指をぶつける、擦り傷、軽い火傷、骨折、ぎっくり腰 | 数秒〜数週間(長くて数ヶ月) |
| 慢性痛 | 3ヶ月以上つづく、原因がわかりにくいことも | 慢性腰痛、関節痛、頭痛、神経痛、線維筋痛症など | 3ヶ月以上 |
例: ドアに指をはさんだ痛みは「急性痛」。数ヶ月つづく腰の重だるさは「慢性痛」の可能性があります。
炎症と腫れの目安時間
ケガの場所が赤い・熱い・腫れているのは、体が修理を始めているサインです。
血流や修復細胞が集まり、回復を助けます。
腫れが引くまでの一般的な目安
| けがの重さ | 腫れのピーク | 腫れが引く目安 |
|---|---|---|
| 軽いけが(軽い打撲・使いすぎ) | 2〜4日 | 数日〜1週間 |
| 中程度(筋損傷・捻挫など) | 2〜4日 | 1〜2週間 |
| 重いけが(骨折・靭帯損傷・術後) | 2〜4日 | 数週間〜最大3ヶ月 |
応急処置(RICE/POLICE)
- 安静: 痛む部分を休ませ、無理をしない。
- 冷却: 氷や保冷剤で10〜15分冷やす。強い冷たさ→しびれに変わったら外す。
- 圧迫: 包帯やサポーターでやさしく圧迫。
- 挙上: 心臓より高く上げてむくみを軽くする。
- やさしい運動: 痛くない範囲で近くの関節を少し動かすと、腫れが引きやすい。
- 温める: 数日後(2~4日)、腫れや熱感が落ち着いてきたら温めて血流アップ。
- 市販薬・食事: 痛み止めの活用、抗炎症を助ける食事(魚・野菜・果物など)。
- リンパケア: 専門家によるやさしいリンパマッサージ(徒手リンパドレナージ)も役立つことがある。
注意: しびれ・強い変形・体重が乗らない痛み・発熱が続くなどは、早めに医療機関へ。
体が治る4つの段階
- 出血期: けが直後〜約4〜6時間。出血を止めるため、まずは安静。
- 炎症期: 1〜2時間後に始まり1〜3日がピーク。数週間つづくことも。赤い・熱い・腫れる。
- 増殖期: 24〜48時間後から新しい組織(瘢痕組織)を作る時期。約4〜6ヶ月つづく。痛くない範囲で少しずつ動かすと、強くしなやかに育つ。
- リモデリング期: 2〜3週間後から、組織を元の状態に近づける作り替え。最大2年ほど。再発しやすいので、リハビリ継続が大切。
ポイント: 数ヶ月後に少し違和感があっても、体はまだ修理中。焦らず、適切に動かして育てることが回復の近道です。
慢性の痛みとは
- 定義: けがや病気が治ったあとも、または通常の回復期間を超えて、3ヶ月以上つづく痛み。
- 原因: けが・病気・神経の傷・痛み信号の過敏化・生活習慣(肥満・喫煙など)・加齢・術後など。原因不明のこともある。
- 症状の例: うずく・焼ける・ピリピリ・しびれ・ズキズキ。疲れやすい・眠れない・不安や落ち込みなど心にも影響。
放置するとどうなる?
- 体への影響: 血圧や心拍が上がりやすい・筋力低下とこわばり・ホルモンや免疫の乱れ・病気管理の悪化(例: 糖尿病)。
- 心への影響: 不安・うつ・集中力・記憶力の低下・不眠。痛みと気分が悪循環になりやすい。
- 生活への影響: 学校・仕事の効率低下・人間関係のトラブル・活動量と収入の減少・医療費の負担増。
早めの対処が、慢性化を防ぐいちばんの薬です。強い痛みが続く、しびれが出る、夜も眠れないときは受診しましょう。
鍼灸マッサージ・整体はどう役立つ?
医療の代わりではなく、「補助的に組み合わせる」と力を発揮します。
国家資格のある専門家や信頼できる施設で受けることが大切です。
期待できること(症状や目的に合わせて)
- 痛みの軽減: 筋肉のこわばりをゆるめ、血流を上げることで痛み信号を和らげることがある。
- 腫れ・むくみ対策: やさしい手技でリンパの流れを助け、腫れの引きをサポート。
- 可動域アップ: 関節や筋膜の動きを整え、動かしやすくする。運動療法とセットで相乗効果。
- ストレス低減: 自律神経のバランスを整え、睡眠の質や回復力の向上に役立つ。
- 慢性痛のセルフケア支援: 正しい姿勢・動き・呼吸・家庭でのケア(温冷・ストレッチ)の指導。
施術別のポイント
- 鍼灸(はり・きゅう):
- 特長: ツボや痛む周囲に刺激を入れて、痛みの抑制や血流の改善をねらう。
- 向いている例: 慢性腰痛・変形性膝関節症・緊張型頭痛・肩こり・術後のこわばり。
- 注意: 抗凝固薬内服・妊娠・発熱時などは事前に相談。
- マッサージ(あん摩・指圧・マッサージ):
- 特長: 筋肉の緊張を緩め、むくみやだるさを軽くする。短期的な痛み緩和が期待できる。
- 向いている例: 首肩こり・スポーツ後の張り・慢性痛の不眠やストレス対策。
- 整体・手技療法(関節モビライゼーション・カイロプラクティックなど):
- 特長: 関節や筋膜の動きをやさしく整える。エクササイズと合わせて機能回復を目指す。
- 向いている例: 捻挫後のこわばり・姿勢や動作のくせによる痛み。
ベストは「評価→施術→運動(筋トレ・ストレッチ)→生活アドバイス」の一体型。
続けやすいホームエクササイズを1〜2個に絞ると効果が出やすいです。
よくある疑問
- 痛みがあるとき、まったく動かない方がいい?
- 答え: 強い痛みや腫れのピークは休む。その後は「痛くない範囲」で少し動かすと回復が早い。
- 氷と温め、どっちがいい?
- 答え: けが直後〜数日は氷。腫れ・熱感が落ち着いたら温めで血流アップ。
- 慢性痛は治らない?
- 答え: いいえ。時間はかかっても、運動・睡眠・ストレスケア・手技療法・医療を組み合わせると良くなる可能性は高い。
参考文献
- International Association for the Study of Pain (IASP). IASP Terminology: Pain definition and chronic pain.
- World Health Organization (WHO). WHO guidelines on chronic pain in children; Advice on musculoskeletal health.
- National Institute for Health and Care Excellence (NICE). Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management; Osteoarthritis in over 16s.
- Cochrane Library. Acupuncture for chronic pain; Massage therapy for low-back pain; Manual therapy for neck pain.
痛みや腫れが強い・長引く・しびれや発熱をともなう場合は、早めに医療機関に相談してください。
多田治療院
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