首の後頭部が詰まる原因|筋肉・神経・姿勢の真実
東京都中央区 多田治療院 監修 | 読了時間:約8分
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首の後頭部が詰まった感じというのは、どの様な状態になっているのか?
「首の後ろが詰まる…」その正体は“筋肉・神経・姿勢”の三重奏
朝起きた瞬間から首の後ろが重い。
デスクワーク中に後頭部がギューッと詰まる。
ひどい日は頭痛までセットでやってくる。
「寝違えた?」「肩こり?」と思いがちですが、実はもっと深い理由があります。
首の後ろの“詰まり感”は、筋肉の緊張 × 神経の圧迫 × 姿勢の崩れが同時に起きているサインなんです。
【まずは結論】後頭部の詰まり=“頭を支える筋肉が限界”
これらが「もう無理!」と悲鳴を上げると、後頭部が詰まったような、重いような、締め付けられるような感覚が出てきます。
解剖学的視点:首の後ろで“何が起きているのか?”
僧帽筋・肩甲挙筋がガチガチ

スマホ姿勢や猫背で常に引っ張られ、いわゆる“鉄板のような肩”が完成します。
後頭下筋が過緊張

頭蓋骨と首の骨(C1・C2)をつなぐ小さな筋肉が後頭下筋群です。
ここが硬くなると、後頭部の詰まり感に加えて、後頭部から頭頂部にかけての頭痛(後頭神経痛)が起きやすくなります。
イメージとしては、「小さなゴムが大きな荷物を支えている状態」。
負担が大きすぎて、いつ切れてもおかしくない状況です。
神経の関与
筋肉の緊張や椎間板の問題で、後頭神経や頸神経が刺激されると、しびれ・痛み・締め付け感が出てきます。
生理学的視点:なぜ筋肉が硬くなるのか?
筋肉の使いすぎ・疲労
デスクワークで約5kgある頭を支え続けることは、首の筋肉にとっては「ずっとスクワットしている」ようなもの。
疲労が蓄積し、微細な炎症や締め付け感が生じます。
血流不足(虚血)
緊張した筋肉は血管を圧迫し、酸素不足になります。
その結果、痛み物質が溜まり、さらに筋肉が硬くなるという悪循環に陥ります。
ストレスによる筋緊張
心理的なストレスが強いと、脳が首や肩の筋肉に「力を入れろ!」と命令し続けます。
ケガがなくても、常に肩をすくめたような状態になり、首のこわばりが続きます。
生体力学的視点:なぜ首に負担が集中するのか?
前方頭位(テキストネック)

頭が前に出ると、首にかかる負荷は通常の約4〜6倍になると言われています。
5kgの頭が、20〜30kgの重りに変身してしまうイメージです。
深層筋の弱さと代償
本来、頭を支えるのは深層の頸部屈筋などのインナーマッスルです。
ここが弱いと、表面の僧帽筋や肩甲挙筋が代わりに頑張りすぎて、慢性的な疲労とこわばりが生じます。
反復動作によるストレス

画面を覗き込む、肩で電話を挟む、低い位置のノートPCを見続けるなどの習慣は、首の負担貯金をコツコツと増やしているようなものです。
人間工学的視点:生活環境が首を壊す
以下のような環境・習慣は、首の後頭部の詰まり感を悪化させやすくなります。
- 低すぎる枕・高すぎる枕
- ソファでの寝落ち
- ノートPCを机の低い位置に置いたまま作業
- スマホを胸の位置で見続ける
これらはすべて、首にとって“地獄の姿勢”を作り出します。
栄養学的視点:食事も首こりに関係する?
首のこりや詰まり感は、実は食事の影響も受けます。
- マグネシウム不足:筋肉がゆるみにくくなる
- 水分不足:血流が悪くなり、老廃物が溜まりやすい
- カフェインの摂りすぎ:交感神経が優位になり、筋緊張が強くなる
危険度チェック:病院?整体?鍼灸?どこへ行くべき?
| 症状 | 危険度 | 行くべき場所 |
|---|---|---|
| 首が重い・張るだけ | ★☆☆ | 鍼灸マッサージ・カイロプラクティック |
| 後頭部の頭痛が続く | ★★☆ | 鍼灸・カイロプラクティック |
| 手のしびれがある | ★★★ | 整形外科(神経圧迫の可能性) |
| 吐き気・めまいを伴う | ★★★ | 内科・脳神経外科 |
セルフチェック:あなたの首はどのタイプ?
- □ スマホを見るとき、首が前に突き出ている → テキストネック型
- □ 朝起きた瞬間から首が痛い → 枕・睡眠姿勢型
- □ ストレスが強いと首こりが悪化する → 自律神経型
- □ 肩甲骨がほとんど動かない → 筋肉バランス型
今日からできるセルフケア:首の詰まり解消法
1. 後頭下筋ストレッチ(1日3回)

- 顎を軽く引く
- 頭頂部を片手で支え、ほんの少しだけ下に引き下げる。
後頭部の詰まりの原因となる深部の筋肉に、やさしくアプローチできます。
2. 肩甲骨ぐるぐる体操(10回×3セット)
肩甲骨を大きく回すことで、首だけに集中していた負担を背中全体に分散させることができます。
3. 画面の高さを目の高さに合わせる

ノートPCは台に乗せる、スマホは顔の高さまで持ち上げるなど、首を前に出さない工夫が大切です。
4. マグネシウムを含む食品を意識して摂る
- 納豆
- アーモンド
- ほうれん草
これらは筋肉のリラックスを助ける栄養素を多く含んでいます。
多田治療院の治療方針:首の詰まりを“根本から”整える
首の後頭部の詰まりは、「深層筋 × 神経 × 姿勢」の問題が重なって起きています。
多田治療院では、この3つを同時に整えることを大切にしています。
鍼灸
- 後頭下筋など深部の筋肉へのアプローチ
- 血流改善
- 自律神経のバランス調整
マッサージ
- 僧帽筋・肩甲挙筋など表層筋の緊張を解く
- トリガーポイント(しこり)の除去
カイロプラクティック
- 頸椎の動きを改善し、頭の位置を正しい位置へ導く
「首が軽くなると、こんなに世界が変わるんだ…」という声を多くいただいています。
よくある質問(Q&A)
Q. 首の詰まりは放置しても大丈夫ですか?
A. 放置すると、頭痛・めまい・しびれなどに発展することがあります。早めのケアがおすすめです。
Q. ストレッチだけで治りますか?
A. 軽度であれば改善することもありますが、深層筋や神経の問題が関わる場合は、専門的な施術が有効です。
Q. 枕はどう選べばいいですか?
A. 高すぎず低すぎず、首のカーブを自然に支えてくれるものが基本です。実際に試してみることをおすすめします。
参考・参照サイト
- Narayana Health(首の筋肉と神経に関する解説)
- Cleveland Clinic(首こり・首の痛みの原因と対策)
- Mayo Clinic(姿勢と首の痛みの関連について)
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が長期間続く場合や急激に悪化する場合は、必ず医療機関を受診してください。
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