肋間神経痛の原因と改善
目次
当院でも来院される方がいらっしゃる肋間神経痛では、肋間神経痛とはどういったものなのか?
症状としては、肋骨に沿って片側にでる発作性の激痛になります。
原因は、不明が5割です。原因が解っているものでは心疾患(狭心症など)肝疾患(脂肪肝による圧迫など)
すい臓疾患(膵炎など)肺疾患(胸膜炎など)肋骨骨折、ヘルペス、妊娠など様々な原因があります。
重大な疾患であると困るので一度は病院で診察していただくと良いと思います。
では、原因不明の肋間神経痛の場合はどのような事が考えられるのか?
原因不明の肋間神経痛といわれるものは、整形外科の所見でも多いそうです。
当院でもそのような原因不明の肋間神経痛を症状でお持ちの方は多く来院されます。
あくまで今まで17年診療させていただいた私見として
原因不明といわれた肋間神経痛の原因は筋膜の攣れ(ツれ)だと思われます。
筋肉の攣れは、主に
1.姿勢
2.脳疲労
の2点からでる事が多いです。
1.姿勢
立っている時でも座っている時でも姿勢が
悪くなるときは
背中が丸くなり、頭が前方に出てきます。
人間の頭の重さが体重の約8%なので体重60キロの人で
約5キロの重さがあります。(ボーリング球と同じくらいの重さ)
この頭が前方に出る分、首の後ろの筋肉と背中の筋肉が頭が垂れない様に突っ張らせます。
その筋肉の緊張が肋間神経を締め付けて虚血(血行不良)を招き神経痛を起こすのです。
2.脳疲労
以前にも書きましたが、姿勢を正しく維持する為には脳の力(体力、集中力、自律神経)が必要になります。
脳の力の主な働きとしては
靭帯、内臓の支持の維持
正常な神経、反射
ホルモンの正常分泌
正常な自律神経活動
正常な血流維持
などがあります。
脳疲労が重なってくるとこれらの働きが低下してきて筋肉に攣れを起こすわけなんです。
では、姿勢の悪さ、脳疲労を改善させる為にはどの様にしたら良いか?
まずは、姿勢の悪さを改善するには、カイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどの治療に行くことが自分自身の姿勢の悪さの原因を見つけたり改善されたりするので大切です。
他には、普段から自分自身で気をつけることも勿論必要なんですが、姿勢を良く出来る環境を
作ることが大事なんです。
仕事をする時の机の高さやパソコンの位置など姿勢を良くせざるを得ない環境を作ることが大事です。
脳疲労といってもどの様な症状が出現するか一般的には知られていません。
例えば、
発作的なかゆみ
つまづく、転倒する
物忘れ、歯ぎしり
発作的な痛み(ぎっくり腰、寝違え)
喘息発作、蕁麻疹
前頭部の頭痛
肉離れ、アキレス腱痛
夜中に攣る
こんな症状が一度でも出た事があるなら睡眠不足や季節の変わり目に脳疲労がたまりやすい状態になるので
カイロプラクティック、鍼灸、マッサージなどの治療に通って頂くことが神経、血液の循環をよくして、脳疲労の回復を図っておくと
肋間神経痛もさることながら、急性症状(ぎっくり腰、寝違いなど)が出現しにくくなります。
脳疲労を自分で解消する為に必要な方法として良い睡眠、良い食事摂取、良い運動をして生活リズムを安定させることです。
以前にも書きましたが、良い睡眠の取り方として
睡眠のゴールデンタイムはPM11:00~AM3:00ここは、脳の中を整理したり、朝6時から起きていると
ちょうど24時間の中で4分の3経過していて脳の疲労もピークを迎えるので6時に起きる人はPM11:00、7時に起きる人はAM0:00に入眠すると良いと思います。
寝貯めは効かないので、なるべく毎日良い睡眠を取るために努力してください。
毎日良い睡眠を取るのは難しいですが、取ろうとする努力がいい方向に向かいますので頑張りましょう。
良い食事摂取、良い運動の仕方として
良い食事摂取
食べる量がその人にとって多かったり、消化不良をおこしたりすると胃に炎症を起こし、良い姿勢を維持できなくなるので肋間を圧迫して神経痛を引き起こす原因となります。
ですから、腹8分目と夜は消化に良いものを摂取することを意識してください。
良い運動
正しい歩き方でゆっくり歩くというのを意識してください。姿勢良くきちんと歩いていると腰はストレッチされ、背骨肋骨にストレッチがかかり血流もよくなります。ゆっくり歩くというのは、急いで歩くと姿勢が悪くなるからです。
肋間神経痛は治療に通う事が一番だと思いますが、自分で出来ることを努力しておくと尚一層治癒が早くなると思います。
多田治療院
住所:東京都中央区新富1-6-1 1F
予約電話:03-3553-8585
営業時間:(月-金)9:00-20:00(木)午後休診・(土)17:00まで
日曜日・祝日はお休みです
最寄り駅:日比谷線 八丁堀駅より徒歩3分。有楽町線 新富町駅より徒歩3分。京橋駅、宝町からもアクセス可能
※わからない場合はお電話下さい。ご案内させて頂きます。