外反母趾の原因と治療と対策

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当院では、靴を脱いで治療しているので多くの人の足を見ることが多いのですが、中でもやはり多いのが外反母趾です。

外反母趾は、靴など履物によって締め付けられることによりで変形してしまうことがある足の疾患。と定義されています。

変形してしまったものは、手術でしか形は治りませんが痛みが出現したり、消失したりする事や初期の段階に関しては、

カイロプラクティック、鍼灸、マッサージでも適応する部分は多いです。

では、なぜ外反母趾になるのでしょうか?

一般的に言われる原因としては、高いパンプスやハイヒールを履いて足が圧迫されることが影響するといわれていますが、それだけではありません。

他にもサッカー、剣道、バスケ、マラソンなどをかなりハードに行っても外反母趾になりやすいです。

これは、足の指の付け根にかかる負担が大きい為に起こってくるものなんです。

では、高いパンプスやハイヒールを履いていたり、サッカー、剣道、バスケ、マラソンなどのスポーツをしても

外反母趾になる人とならない人がいるのはなぜなのか?

それは筋力(靭帯、持久力)の差が大きく関わってきます。

これらの力が低下してくると、足底筋が伸張してしまい、母趾が外方に出てきてしまいます。

ですから、予防対策として

足の指でタオルを引き寄せる運動というのが足底筋を鍛える効果があるので推奨されるんです。

では、カイロプラクティックではどの様に治療していくのか?

外反母趾の発症率は男女比1:10と、圧倒的に女性に多く、これは前回、

原因の一つとしてヒールのある靴というのがポイントになってきます。

そもそもハイヒールというのは、背を高く見せるとかふくらはぎを細く見せるといったもので「歩く」為の機能としては適していません。

その形状を見てもらうと解る様につま先立ち状態なので体の重心が前に掛かってしまいます。

そうすると、足の裏の筋肉(足底筋)が伸ばされた状態になるので土踏まずのアーチが崩れてしまい、足の母趾が横に張り出してきてしまうのです。

ヒールを履いていなくても女性の場合は、ヒールを履いている記憶が体に染み付いている為に前重心で生活する事が多くなり、痛みが出現するケースがほとんどです。

では、これを治していくには・・・?

治療としては、王道といわれるテーピングは勿論するとして、他にすることといえば


脳の力を正常に戻す

の2点になります。

外反母趾の原因として、前重心というのがあります。これは、腰でいうと腰椎3番目が後ろに出ていると猫背になり、この状態で歩いて生活していると足底筋が伸ばされて外反母趾になってしまいます。ですから、腰の位置を正常に戻す必要があるんです。

脳の力を正常に戻す

この脳の力とは(体力、集中力、自律神経)の事になります。
脳の力の主な働きとしては

靭帯、内臓の支持の維持
正常な神経、反射
ホルモンの正常分泌
正常な自律神経活動
正常な血流維持などがあります。

ですから、脳の力が低下してくると支えている靭帯、筋力が低下して外反母趾になってしまうのです。

この脳の力を正常に戻す事は、治療に来ていただき回復するきっかけを作ったら、根本の生活から変えていただかないと変わって来ません。

正しい生活をしていただかないと、脳の力が低下して支えている靭帯、筋力が低下し、又痛みがぶり返してきます。

では、正しい生活とは、

良い睡眠
良い食事
良い運動

の3点になります。

まず、良い睡眠として

深い眠りと浅い眠りのサイクルは90分なので3時間ワンセットで睡眠を取っていただきたいので、3時間、6時間、9時間、この3つで選択して頂くのが良いかと思います。

ただ例えば6時間睡眠を取るとしても、すぐには眠れないと思うので、『消灯して6時間半』位がベストだと思います。

「電気をつけていないと眠れません」と云う人もいらっしゃいますが、光は目をつぶっていても瞼を通って入ってくるので良い睡眠は取れません。

夜の仕事で昼間眠る方は、遮光カーテンと出来れば耳栓をして寝られると良いでしょう。(昼は活動している音が結構耳に入るので)

睡眠のゴールデンタイムはPM11:00~AM3:00です。

この時間に、ホルモンの分泌や神経細胞の修復が行われるので、ここで睡眠を取られる事をお勧めします。

良い食事として

なるべくジャンクフードよインスタント食品は避け、無農薬、無添加の物を調理して頂くということが必要だと思います。

これは、環境ホルモンは人の中にあるホルモンと似ている為、取り込まれる体の中で様に作用し、本物のホルモンの働きを

邪魔をして体の成長や生殖、行動に関する働きまでも阻害してしまいます。

三食を時間をきちんと食べる。
例えば、朝ごはんは7時、昼ごはんは12時、夜御飯は8時というように規則正しく食事を頂く。これは、一食抜く事が習慣に

なってしまうとその分の消化する為の胃酸や消化酵素、胃や腸の蠕動運動、全身に巡る栄養素の低下などにより、女性ホルモンや

男性ホルモンが正常に出なくなってしまうからです。特に男性ホルモンは、筋肉を作ったり靭帯を強化するのに必要なんです。

最後は、よく噛んで腹8分目に食べる。これは、よく噛む事により側頭筋を通じて、こめかみに緊張を和らげ視床下部や脳下垂体の

働きを活性化させ、女性、男性ホルモンの分泌量を上げる事が目的です。

腹8分目というのは、以前にも書いたのですが食事を取って、胃が消化するまでには約2~5時間はかかります。

消化をするのには脳からの指令によって内分泌液を出しているので、食事が終わっても、約5時間は胃で消化させるために脳が指令を出し続けています。

ここで、一番重要になってくるのが、夕ご飯です。例えば、夜11時に夕ご飯を食べると5時間は消化にかかるので、

夜中4時に脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては不足するわけです。ですから睡眠が不足してくると

体内時間やホルモンバランスが狂ってきてしまいます。

理想を云えば6時頃には夜御飯は取って欲しいのです。そうすれば、11時には脳が胃の消化に対しての指令を終えるので

脳の睡眠としては理想的な時間が取れます。

全世界(アジア、欧米諸国、アフリカ、中東諸国など)でディナーは6~7時と別に取り決めたわけでもないのに統一されているのは、

人類が体感として理解しているからでしょう。

ただ6~7時に食事を取ることは、現代社会のなかでは困難です。どうしても夜遅くに食事をすることになる場合は、消化によいものを

8文目にいただくと脳疲労を残さず体内時間やホルモンバランスを崩さず生活できると思います。

良い運動

ホルモンの放出を正常にしたり、全身の血液の流れを良くする事と体力を向上させる事にあります。これを自分でするには、歩く事です。

歩き方としては、ゆっくりとできれば片足に9秒体重が乗ってから体重移動するやり方です。

仕組みとして、片足重心になると股関節に体重がかかります。そうすると寛骨が後方下方に回転してきます。寛骨には、広背筋、

一緒に回転してくる仙骨には最長筋、腸肋筋などが付いています。

これらが引っ張られる事により、停止部分の後頭部を引っ張ってきます。その後頭骨にホルモンを産生する視床下部、脳下垂体が乗っかっています。

そこが歩く事により刺激されるわけです。

ゆっくり9秒かけてというのは、早く歩いてしまうと後頭部に力が伝わる前に体重移動してしまうのでゆっくりと歩いて欲しいわけです。

代換として、その場で片足で9秒、反対の足で立って9秒でも良いです。

もう一つの方法として、呼吸法があります。

これは、息を吸って3秒、吐いて9秒です。この仕組みとしては、人間も呼吸をする時に魚のエラの様に後頭骨や側頭骨、

前頭骨と動いています。ホルモンを出す為に指令を出しているところが眉間の奥にあります。それを呼吸する事により刺激したい訳です。

 

 

多田治療院
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