仕事のパフォーマンスが低下してしまう、睡眠時間を取っても眠い

という症状の方が来院されました。

この方は、仕事を円滑に進める為、7時間睡眠時間をとっているそうです。

では、なぜ睡眠時間を確保しているのにこの様な事が起きるのか?

まず一つは、新鮮な空気の不足が考えられます。

人は、夜間に二酸化炭素を約130リットルも吐きますので、窓が密閉された狭い部屋で眠った場合には、それが軽い酸欠の様な状態を作ってしまい、起床後もボーっとした疲れの取れない状態になってしまいます。

ここ近年は、夏はとても暑く、部屋を締めっきりで冷房を使ってしまいます。冬も寒く、締めっきりで暖房を使います。

私も朝起きた時に冷暖房を使っていなくても、窓に結露がつくほど呼吸をしているようです。

寝る前には一度換気をして、できれば新鮮な空気が流入できるような環境を作れるとよいと思います。

二つめは、休養の効果は眠りの長さよりも深さの方が重要だといわれます。

深い眠りが時間的に不充分だとすれば、たとえ8時間眠ったとしても気分爽快とは行きません。

その根本的な原因として考えられるのは、精神的緊張です。こうなると、たとえ眠ったとしても、浅い眠りが一晩中続いてしまいます。

そして、その精神的不安に関する夢を頻繁に見ることになります。その夢が原因で精神的エネルギーを多大に消費して疲れを残してしまいます。

これは、自分の経験や来院していただいた方の経験談ですが、精神的不安は、考えているだけでは、解決するのに時間が掛かってしまいます。

そこで思い切って運動して体の血液循環、運動神経を使って、全身で物を考えるという方法です。

的外れかと思われるますが、一度やってみてください。私は、効果覿面でした。

ただし、軽い運動ではなく肉体的疲労を感じるまで運動することがポイントです。

これは、負荷を高く(1時間ハードに筋トレ等)運動するのではなく、時間をかける(3時間歩く等)ということを重点においてください。

かのブルース・リーも言っていました。

Don’t Think. Feel!!(考えるな、感じろ)」

三つ目に肉体的緊張が考えられられます。

これは、カイロプラクティックや鍼、マッサージも適応です。

特に首に緊張が見られると眠りが浅くなります。

これは、特に首の2番目までに脳幹(延髄)が出ていてここが凝ってくると体が緊張してきます。

そして、首の5番目が凝ってくると、顎に負担が掛かって歯を食いしばったり、歯軋りしたりするので、これも寝ている時に体の緊張を作ってしまい、良質な睡眠を得られなくなります。

四つ目は、いびき、無呼吸などによる不良睡眠時間です。

いびきとは無呼吸や酸素の減少がみられず、症状としては単にいびきだけがみられる状態です。

しかし、自分のいびきの音で起きてしまう事があります。これも一つの不良睡眠時間となってしまいます。

もう一つは、睡眠時無呼吸症候群といわれ、種類としては2つ。

寝ているときに、正常な鼻呼吸が障害され、空気の通り道が、閉塞されることが主な原因です。(閉塞性無呼吸症候群)

起動の閉塞が確認できない無呼吸が起こることがあります。(中枢性無呼吸)

主に首の筋力の低下や関節の硬さも原因の一つです。

内臓としては、肝臓の弱りが上げられます。

身近にお酒を飲む人がいらっしゃる方は、お解かりになると思うのですが、飲酒をすると、いびきが酷くなります。

これらの症状を少しでも緩和させていくと、睡眠を取っても眠いという状態は、良くなってくるのでやってみて下さい。

 

 

多田治療院
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