パニック症候群:あなたの体が前かがみになる理由とその影響

パニック症候群とは

真面目に仕事や生活をしている人に多く起こりやすいパニック症候群。

当院で見させていただいている方々は、共通して頭の大きさが大きく、体が前かがみの方が多いです。

これは、以前に寝不足や疲労困憊が取りきれないまま積み重ねて生活してしまった為におきてしまった現象です。

体の状態とその影響

体が前かがみになると、肺が圧迫されて呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると人は、酸素の足りなさを感じて息を沢山吸い込もうとします。

しかし、体は元々前かがみなのでたいして息も吸えず体が張ってきて、背中が痛くなったりふくらはぎが攣ってきたり、不眠気味になったりします。

更に元気になろうと、沢山食事を取ってしまうと胃が張ってきてしまい、肺を圧迫して呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると、横隔膜の動きが悪くなり、横隔膜の神経が通っている首の3,4,5番の骨が緊張して、寝違えたり、首肩の凝りが酷くなってきます。

首の凝りが出ると、首には、自律神経の中枢がある為に、朝、眠くて起きるのが嫌になる、痒い、考えがまとまらず色々なことが気になる、喘息(心臓)発作、つまづき易く、足の捻挫などがおきてきます。

改善方法

では、どのようにしてそれを改善していくのか?

一番最善、最良の方法としては、治療に通っていただく事です。

もし、自分で何かするとしたら、良い睡眠、良い食事、良い運動を心がける事です。

良い睡眠

深い眠りと浅い眠りのサイクルは90分で3時間ワンセットなので睡眠は、3時間、6時間、9時間、
この3つで選択して頂くのが良いかと思います。

ただ例えば6時間睡眠を取るとしても、すぐには眠れないと思うので、『消灯して6時間半』位がベストだと思います。

「電気をつけていないと眠れません」と云う人もいらっしゃいますが、光が目をつぶっていても
瞼を通って入ってくるので良い睡眠は取れません。

夜の仕事で昼間眠る方は、遮光カーテンと出来れば耳栓をして寝られると良いでしょう。
(昼は活動している音が結構耳に入るので)

睡眠のゴールデンタイムはPM11:00~AM3:00です。この時間に、ホルモンの
分泌や神経細胞の修復が行われるので、ここで睡眠を取られる事をお勧めします。

良い食事

なるべくジャンクフードやインスタント食品は避け、無農薬、無添加の物を調理して頂く。

これは、環境ホルモンは人の中にあるホルモンと似ている為、取り込まれる体の中で様に作用し、
本物のホルモンの働きを邪魔をして体の成長や生殖、行動に関する働きまでも阻害してしまいます。

三食を時間をきちんと食べる。

例えば、朝ごはんは7時、昼ごはんは12時、夜御飯は8時というように規則正しく食事を頂く。

これは、一食抜く事が習慣になってしまうとその分の消化する為の胃酸や消化酵素、
胃や腸の蠕動運動、全身に巡る栄養素の低下などにより、ホルモンが正常に出なくなってしまうからです。

最後は、よく噛んで腹8分目に食べる。

これは、よく噛む事により側頭筋を通じて、こめかみに緊張を和らげ視床下部や脳下垂体の
働きを活性化させ、ホルモンの分泌量を上げる事が目的です。

腹8分目というのは、食事を取って、胃が消化するまでには約2~5時間はかかります。

消化をするのには脳からの指令によって内分泌液を出しているので、食事が終わっても、
約5時間は胃で消化させるために脳が指令を出し続けています。

ここで、一番重要になってくるのが、夕ご飯です。例えば、夜11時に夕ご飯を食べると
5時間は消化にかかるので、夜中4時に脳が胃の消化に対しての指令を終えるので
脳の睡眠としては不足するわけです。

脳の睡眠が不足してくると体内時間やホルモンバランスが狂ってきてしまいます。

ですから、理想を云えば6時頃には夜御飯は取って欲しいのです。

そうすれば、11時には脳が胃の消化に対しての指令を終えるので脳の睡眠としては理想的な時間が取れます。

全世界(アジア、欧米諸国、アフリカ、中東諸国など)でディナーは6~7時と
別に取り決めたわけでもないのに統一されているのは、人類が体感として理解しているからでしょう。

ただ6~7時に食事を取ることは、現代社会のなかでは困難であります。

どうしても夜遅くに食事をすることになる場合は、消化によいものを8文目にいただくと
脳疲労を残さず体内時間やホルモンバランスを崩さず生活できると思います。

良い運動

歩く事です。

ホルモンの放出を正常にしたり、全身の血液の流れを良くする事と体力を向上させる事にあります。

これを自分でするには、歩く事です。

歩き方としては、ゆっくりとできれば片足に9秒体重が乗ってから体重移動するやり方です。

仕組みとして、片足重心になると股関節に体重がかかります。

そうすると寛骨が後方下方に回転してきます。

脊柱起立筋

寛骨には、広背筋、一緒に回転してくる仙骨には最長筋、腸肋筋などが付いています。
これらが引っ張られる事により、停止部分の後頭部を引っ張ってきます。

その後頭骨にホルモンを産生する視床下部、脳下垂体が乗っかっています。

そこが歩く事により刺激されるわけです。

ゆっくり9秒かけてというのは、早く歩いてしまうと後頭部に力が伝わる前に
体重移動してしまうのでゆっくりと歩いて欲しいわけです。

歩く暇すらも無いとか、足に何か症状があるという人の代換として、その場で片足で9秒、反対の足で立って9秒でも良いです。

もう一つの方法として、呼吸法があります。

これは、息を吸って3秒、吐いて9秒です。

この仕組みとしては、人間も呼吸をする時に魚のエラの様に後頭骨や側頭骨、前頭骨と動いています。
ホルモンを出す為に指令を出しているところが眉間の奥にあります。

それを呼吸する事により刺激してパニック症状が出現しないようにホルモンを正常に放出できるようにしたいわけです。

自分で出来ることはやってみましょう。

 

多田治療院
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